
老け顔の象徴とも言える、おでこのシワ。
老人の顔を絵に描くときに、強調するところは「額のシワ」ではないですか?
おでこのシワを隠すために、前髪を下ろしている人も多いようですね。
たるみは顔の上からはじまります。
ということは、顔の上の方にあるおでこのシワは顔がたるみ始めるサインかも知れません。
そこで、今回はおでこのシワを改善する方法をご紹介していきます。
今回の内容は・・・
- おでこのシワにも種類ある
- おでこにシワが出来るのは、無意識のうちについやっていることが原因かも?
- おでこのシワを改善する5つの方法とは?

おでこのシワの種類
おでこのシワは、原因によって3種類あります。
シワの種類
- ちりめんジワ(小ジワ)…肌の乾燥による
- 横のシワ…眉毛を上げるクセや、頭皮が硬いことが原因
- 縦のシワ…表情のクセや、頭皮の顔の筋肉の衰えが原因
肌が乾燥して、小ジワができると、表情のクセや筋肉の衰え、頭皮が硬いなどが原因で、小ジワが折り目のようになって溝が深くなり、横のシワや縦のシワが定着してしまいます。
深いシワが出来るまで
- 肌が乾燥している
- ちりめんジワ(小ジワ)ができる
- よくやる表情のクセがある又は、筋肉が衰えているか、頭皮が硬い(もしくは両方)
- 小ジワが折り目になって、溝が深くなる
- 横のシワや縦のシワが定着する
シワが定着する原因は、コラーゲンの減少も原因です。

ポイント
小ジワと定着したシワの見分け方は、お風呂上がりにすぐ鏡を見て、シワが消えていれば小ジワです。
自分のクセに気がつく
表情のクセは、無意識です。
「あっ、今ここに力が入ってる」と気がつくことが大切です。

横のシワの気づきポイント
横ジワの表情のクセは、眉毛を上げることが多いかどうかです。
眉毛を上げると、おでこにシワがよりますよね。

横ジワの気づきポイント!
- 目を見開く時
- 鏡を見ている時
- マスカラを塗る時
- コンタクトを入れる時
又、髪を強く結んだり、おだんごにする時間が長いと、頭皮にストレスがかかって、硬くなってしまいます。
頭皮が硬いのも、おでこに横ジワが入る原因になるので、毎日髪を強く引っ張るスタイルは時々おやすみしましょう。
縦のシワの気づきポイント
縦のシワは、視力が悪い人やデスクワークの人に多く見られます。
眉間の筋肉は、強い力なので折り目がつきやすいし、厳しい表情に見えますので、気が付いたら、眉間の力は脱力しましょう。
鏡が近くにあると気がつきやすいので、デスクワークの人はパソコンの横に鏡を置いて、目の端で時々チェックするのもいいですよ。

縦ジワの気づきポイント!
- 考え事をする時
- 仕事中
- スマホやパソコンを使っている時
- 視力が悪いから目を細める
また、寝てる間にも、眉間に力が入ってしまう人もいるようです。
朝、鏡を見て眉間にシワがよっているようなら、寝ている間に眉間に力が入っているのかも知れません。
寝ている間のシワ対策には、フラウニーズ(Frawnies)額、眉間用のシワ取りシートが効果的です。
力が入ってもシワがよらないように、寝る前に、眉間や額にテープを貼っておくというアイテムです。
保湿にもなって、「朝起きた時にシワができてなかった」など、口コミでも評判がいいようです。

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まぶたの筋肉を鍛える
眼輪筋は、目を閉じる時に使われる筋肉です。
日本人のまぶたは脂肪が多いため、筋力が衰えると脂肪の重みで、まぶたが下がりやすいと言われています。
まぶたが重いと無意識のうちに、眉毛を上げるようになるのです。

注意!
表情を戻したときでも、眉毛を上げなければ視界が狭くなるという場合は、眼科で相談しましょう。
眼輪筋の鍛え方
- 両手の人差し指の側面(横)を眉毛と平行に、眉毛の下にあてる
- 人差し指を上に上げて眉毛を上げる
- 人差し指の力に負けないように、上まぶたに力を入れて目を閉じる(上まぶたが突っ張るような感じがしたらOK)
- 5秒間キープ
- これを3セット

おでこの筋肉を鍛える
前頭筋の鍛え方
- 左右のこめかみを両手の親指の腹で押さえる
- 手の平が下を向くように、人差し指の側面(横)を眉毛と平行に、眉毛とおでこの境目の皮膚にあてる
- 人差し指で眉毛が動かないように力を入れて固定して、目を閉じる
- 眉毛を上に持ち上げるように額に力を入れる(額が突っ張るような感じがしたらOK)
- 5秒間キープ
- これを3セット

頭皮を柔らかくする
目を酷使したり、デスクワークで疲れると頭皮が凝り固まります。
眉毛を上げると、固くなった頭皮に上から押さえられ、頭皮と眉毛の間のおでこに横ジワが入ります。
やり方は、指の腹を使って、クルクルと円を描くように頭皮を動かすだけですが、やっているとだんだん頭皮がやわらかくほぐれてきます。
シャンプーの時に、頭皮をマッサージしながら洗えば、頭皮についたスタイリング剤やワックスの汚れを落とすこともできます。

紫外線対策でコラーゲンを守る
コラーゲンは守ることが最も大切です。
紫外線の影響や加齢が原因で、コラーゲンが劣化、減少するとシワは深くなります。
前髪を上げると、顔の中でもおでこは紫外線の影響を受けやすい部分です。
頭皮から汗が流れてくるので、日焼け止めを塗っていても、ハンカチで額の汗を拭ったり、流れてしまうので、日焼け止め効果が薄れやすいのです。
特に、肌が乾燥していると、紫外線はモロにコラーゲンを傷つけてしまいます。

コラーゲンを紫外線から守る
- 十分に保湿をしてバリア機能を高める
- 日焼け止めをこまめに塗り直す
- ファンデーションも塗り直す
- 前髪を下ろす
- 帽子をかぶる
コラーゲンを守ると言っても、コラーゲンが配合された化粧品では、肌のコラーゲンは増えません。
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レチノール配合化粧品を使う
化粧品でコラーゲンに働きかけるには、コラーゲンが体の中で作られる時に必要な成分「ビタミンC」や「レチノール」が配合されているものなら、コラーゲンの生成に効果が期待できます。
レチノールは、コラーゲンを作る線維芽細胞に働きかける成分、ビタミンCはコラーゲンが作られるときに必要な成分です。

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おすすめのレチノール美容液
独自の浸透技術を持つ、ビーグレンのレチノA。
ナノカプセルに包まれた特徴の異なる2種類のレチノールと、コラーゲン生成をサポートする新型ペプチド配合で、ハリと弾力を集中的にアプローチする美容液です。
レチノAが入っているトライアルセットには、高濃度ピュアビタミンC(7.5%)配合の美容液が付いています。
体の中からサビを防ぐ
活性酸素による肌の酸化も、小ジワから深刻なシワへ変える一因となります。
活性酸素とは、肌細胞をサビつかせる悪玉の酸素です。
紫外線、ストレス、喫煙などから大量に発生し、それが蓄積されて、シワも深刻なものとへ変わっていくのです。

活性酸素を発生させる原因
紫外線、ストレス、睡眠不足、食品添加物、大気汚染、激しい運動、古い揚げ物、酸化した油 など
もともと、人の体には活性酸素を抑える、抗酸化力が備わっていますが、その力は加齢とともに弱まってしまいます。
しかし、抗酸化物質の食品を食事に取り入れることで、体内の抗酸化力を補うことができるのです。

抗酸化物質 | 多く含む食品 |
ビタミンC | キャベツ、れんこん、カリフラワー、芽キャベツ |
ビタミンA | 小松菜、ブロッコリー、にんじん、ほうれん草 |
ビタミンE | 玄米、植物油、大豆、落花生、西洋かぼちゃ、アボガド |
ポリフェノール | 緑茶、ワイン、そば、ごま、オリーブオイル |
カロテノイド | 鮭、えび、とうもろこし、トマト |
果物にも、ビタミンCは豊富に含まれていますが、糖質も多く、体を冷やすので、野菜から中心に摂るようにしましょう。

まとめ
おでこのシワを改善するために必要なことをまとめておきます。
- おでこや眼輪筋を鍛える
- 頭皮マッサージをしてたるみを防ぐ
- 紫外線を避ける
- コラーゲンを増やす成分配合の化粧品を使う
- 抗酸化作用のある食品を取り入れる
シワは何もしなければ、年齢とともに深くなるのは自然な事です。
おでこに限らず、シワは早いうちに改善する方が、圧倒的に楽です。
最終的には、美容皮膚科のボトックス注射でなければ、消えないシワもあるようです。
特に、おでこはうっすらした線にクセがついて、深いシワに変わりやすいため、日頃のスキンケアで乾燥を防ぐことも大切です。
